日野川で捕らえられた体長32センチのアユ=10月10日、福井県越前市松森町

 福井県越前市の日野川で10月9日、体長32センチのアユが網漁で捕らえられた。体長30センチ超は「尺アユ」と呼ばれる釣り人たちの憧れ。日野川漁協は「大型のアユが育つよう工夫を積み重ねてきた成果」と手応えを感じている。

 同漁協の組合員が同日午後4時ごろ、日野大橋(越前市松森町―向新保町)下流で調査用で投じた網に入った。

 同漁協は、福井県栽培漁業センター(小浜市)から出荷された稚アユに与える餌の回数や量を独自に増やし、例年より一回り大きい体長に育てた上で今春放流した。今回の尺アユはその一匹とみられる。

 インターネットで遊漁券を販売するシステムを提供しているフィッシュパス(福井県坂井市)の西村成弘社長は「体長32センチは全国的にトップ級。浅瀬が多い日野川で釣れる環境は相当貴重」と話している。

 同漁協によると、一般的に友釣りは9月からはオフシーズンとなるが、今季は大物を狙って10月に入ってからも釣り客が訪れている。同漁協の美濃美雄組合長は「県外客も増えており、この流れを地域として大切にしたい。大物が釣れる日野川というイメージを発信していきたい」と意気込みを語った。

関連記事