仲間と外国人向けの福井県池田町ツアーの実施に取り組む秋元郷佑さん(後列左から2人目)

 地域おこし協力隊として福井県池田町に移住し、同町でカフェを経営する秋元郷佑さん(35)が、訪日外国人客向けの池田町ツアーを企画した。ツアー受け付けサイトを立ち上げる費用をクラウドファンディングで募っている。秋元さんは「池田の素の魅力を伝えるツアーを作るとともに、住民の仕事の機会を増やしたい」と意気込んでいる。

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 ツアーはターゲットを欧米圏の外国人とし、文化・暮らし・自然―の日帰り3コースを想定。それぞれのコースに同町が誇る田園風景の見学やコメ作りの体験などを組み込んでいる。ガイド用の台本を用意し、スマートフォンの翻訳アプリなども取り入れ、町民がガイドを務められる仕組みを導入して雇用創出につなげることを狙っている。

 秋元さんは2014年に移住し、主要観光施設の立ち上げなどを担当。任期終了後の18年、「人と人がつながる場所を提供したい」と町内の旧分校にカフェ「wacca(ワッカ)」をオープン。活動を通じて同町における▽働き口の創出▽観光PRが弱い▽滞在型観光の不足―などの課題に気が付き、解決策として訪日客向けのガイドツアー事業を思い立った。町内外5人の仲間に声をかけ、準備を始めている。

 「稲作を中心とした文化と自然。素朴な暮らしの中にあるあたたかさが池田町の一番の魅力」と話す秋元さん。2020年1月に受け付けサイトを完成させ、3月からツアーを開始する予定。

 秋元さんは「たくさんの外国人観光客を呼び込み、町を盛り上げたい。ツアーをすることで新しい仕事を作り、スタッフとして町内に定住してくれる人も増やしていきたい」と話している。

 企画は、ふるさと納税を活用した福井県の新事業創出支援事業の一つ。寄付目標額は75万円。3千~5万円の9コースがあり、寄付額のうち2千円を超える部分が住民税などから控除される。福井新聞は情報発信、福井銀行は経営サポートで協力している。返礼品として感謝のメッセージカードや、モニターガイド体験などを用意している。クラウドファンディングサイト「レディーフォー」から寄付できる。

⇒「ふるさと納税による新事業創出支援事業」プロジェクト一覧

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