福井地方気象台には取材のため度々行っています。気象台の組織は変遷しています。数年前に総務課・防災業務課・技術課は課長は管理官と名称が変わって業務・危機管理官、防災管理官、観測予報管理官となり、それぞれの下に専門官や係が置かれて業務にあたっています。

 今回は33年ぶりに現業室(観測や予報の現場)を見学しました。小生が現場に居た頃は壁面に様々な天気図類を掲示して、予報会報と言って、担当予報官が現況と予想を述べた後、台長や課長と専門官が意見を述べていました。

 現在はペーパーレスで、部屋には数多くの装置が置かれ、様々なディスプレーが所狭しとばかり並んでいて情報を出しており、それに基づいて検討しています。観測通報は観測員が観測結果を電報形式にまとめて気象庁に送信していましたが、JМA95型地上気象観測装置(※)が導入されて後は観測機器による結果は自動的に電報に変換されて、観測者が入力するのは雲の種類や動きなどで、決められた時間になると自動的に送信しています。あまりの変わりようで驚きました。

 ※JМA95型地上気象観測装置
 JМAは気象庁のJapan Meteorological Agencyの略で、95は1995年に製作された装置を意味しています。現在はJМA10型地上観測装置を使用しています。

 県内の9月の気象は、平年に比べて降水量は全県で平年の40%以下と非常に少なく、少ない方からの記録を半数の観測所が更新しました。平均気温は高く2℃以上高い観測所が7割となり、日照時間は多くなりました。最高気温は高かったものの2010年の記録には及びませんでした。

 気象庁が9月末発表した北陸地方の3ヶ月予報は、気温は平年並みか高め、降水量は平年並みと予想しています。
 

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