台風19号の予想進路(10月10日午前9時現在)

 JR東日本は10月10日、台風19号の接近が予想される12日から13日にかけ、首都圏全域で大規模な計画運休に踏み切る可能性があると明らかにした。新幹線も含まれる見込み。同社は、現状の気象予報の精度を踏まえ、運休の可能性を示すのは前日が限界としていたが、方針を転換。実施48時間前に当たる10日午前に、運休の可能性があると公表する異例の対応を取った。実施24時間前には詳しい計画を示す。
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 関係者によると、3連休で学校の運動会、結婚式といった行事も多く、早めの周知が必要と判断。ラグビー・ワールドカップ(W杯)の開催期間中で、訪日外国人客の滞在も多いとみて、ホームページやツイッターの案内では、英中韓の3カ国語でも対応する考え。

 大型で猛烈な台風19号は10日、日本の南を北寄りに進んだ。勢力を維持したまま12~13日に西日本から東日本に接近、上陸する可能性があり、気象庁は全国的に暴風や大雨の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

 計画運休を巡っては、国土交通省が今年7月にまとめた指針で、モデルケースとして、48時間前に運休の可能性、24時間前に詳しい運転計画を示すのが望ましいとしている。

 JR東日本は、昨年9月と今年9月にも首都圏で大規模な計画運休を実施。昨年は告知が8時間前で、運休を知らない乗客が駅に集まり混乱。今年9月のケースでは、始発から運休する可能性を前日正午に告知する対応だった。再開時期が当初の見込みから大幅に遅れるトラブルもあった。

 JR東日本は10月10日から14日までの乗車日を対象に、台風19号の影響で旅行を見合わせる場合で、同社管内各線を発着・経由する使用開始前の切符は無料で払い戻している。
 

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