朝倉義景の墓所に設置された新しいさい銭箱=福井県福井市城戸ノ内町の一乗谷朝倉氏遺跡

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡の朝倉館跡内にある義景公墓所のさい銭箱が盗まれ、同遺跡を維持・管理する朝倉氏遺跡保存協会が県警福井南署に被害届を出した。岸田清会長は「さい銭箱とはいえ貴重な文化財。絶対に返してほしい」と訴えている。

 さい銭は岸田会長が週1回回収している。9月25日朝に回収に向かい、箱ごとなくなっていることに気付いた。さい銭箱は縦20センチ、横30センチ、奥行き15センチで購入価格は約5万円。前面に朝倉家の家紋が施され、下部はボルトで固定されていた。2015年頃にもさい銭箱が荒らされる被害があったという。

 新しいさい銭箱を守るため、同会は公墓所にセンサー付きの夜間照明を設置した。今後、監視カメラの取り付けも検討している。

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