上田みゆきさんが描いた恐竜人物戯画の手ぬぐい。人気を集め、すでに完売している

 京都・高山寺に伝わる国宝絵巻で、日本最古の漫画とも称される「鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)」。これをモチーフに、福井県越前市の墨絵アーティスト上田みゆきさん(59)が恐竜を擬人化して描いた「恐竜人物戯画」のグッズが、会員制交流サイト(SNS)上で「シュールでかわいい」「欲しい」と人気を集めている。

 鳥獣戯画にならい相撲を取り、追いかけっこを楽しむ恐竜たち。相撲では肉食のタルボサウルスが草食のデイノケイルスを負かす様子を、追いかけっこでは集団で狩りをするデイノニクスの特徴をとらえている。デザイナーのディレクションの下で筆を執った上田さんの“脱力系”のタッチがはまっている。

 東京・上野の国立科学博物館で60万人超を集めている「恐竜博2019」(7月13日~10月14日)のグッズ。クリアファイルや豆皿、Tシャツ、扇子など幅広く展開しているが、人気の手ぬぐいはすでに完売。「開幕から大変人気をいただいており、(手ぬぐい以外も)日によっては一時欠品になっていることもある」とグッズ担当者も驚くヒットになっている。

 上田さんは「昔から鳥獣戯画は好きだったので、話が来たときはワクワクした。博物館の仕事なので指の本数など細部に気を配った。絵の力が多くの人に認められたことはうれしい」としている。

 「恐竜人物戯画」グッズは同博物館のみで10月14日までの販売。欠品している場合もある。

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