鯖江市JKOG課の初会合で記念撮影するメンバー=10月2日、福井県鯖江市役所

 福井県鯖江市役所JK課の卒業生たちが、経験を生かして再び地域活性化に貢献しようと、新たなまちづくり団体を結成した。「鯖江市JKOG課」で、現役のJK課メンバーのサポートや、若者の居場所づくりを展開していく。発起人で代表の栗田もも乃さん(23)=鯖江市=は「当時は市役所の方などたくさんの人に支えてもらった。大好きな鯖江のために恩返ししたい」と意気込んでいる。

 JK課プロジェクトは2014年、若者のまちづくりへの参加を促進しようと始まった。地元のJK(女子高生)が集まり「ゆるいまちづくり」をテーマに、オリジナルスイーツ開発や清掃イベントなどを展開してきた。国のまちづくり表彰を受けるなど高く評価され、今では他の自治体にもJK課が誕生している。

 これまでに34人がJK課を卒業し、うち26人が県内に進学、就職している。働きながらまちづくりを継続している卒業生も多く、再度集まって活動しようと、OG課を結成した。メンバーは県外に住む3人を含む18~23歳の計16人で、今後も卒業生に声掛けして増やしていく。

 活動内容は現役JK課のサポートが主となる。彼女たちが提案する新企画について、関係する企業や団体を紹介するなどし、実現に向けて支援する。JK課1期生でOG課の事務局長を務める中本邦子さん(23)=坂井市=は「過去の活動を引き継いでもらっているけど、JK課には新しいことをやってもらいたい。それが魅力だと思うし、まちの活性化にもなるはず」と優しくバックアップする構えだ。

 10月2日に鯖江市役所でOG課の初会合があり、6人が集まった。「この感じ懐かしい」とはしゃぎながら、現役と変わらないお菓子をつまみながらの“ゆるい”スタイルで、今後の活動を話し合った。若い女性の居場所づくりなどにも取り組んでいく予定で、「同世代の県外流出にはとても危機感がある。若者に魅力あるまちになるよう活動していきたい」と栗田さん。古里を思う気持ちは決してゆるくない。

関連記事