川端麗子さんへの思いを胸に笑顔で踊る教室生=10月6日、福井市文化会館

 福井県内各地でフラダンス教室を展開する「フクイ・アロハレイ・フラ・スタジオ」の「第20回記念ホイケ(発表会)&ショウ」(福井新聞社後援)が10月6日、福井市文化会館で開かれた。本番を前にした今月1日、20年前に教室を創設した主宰の川端麗子さん(79)=同市=が急逝。悲しみが広がる中、教室生約200人は「笑顔で踊って、麗子先生に愛情を届けよう」と心を一つにし、気持ちのこもったステージを披露した。

 同スタジオは県内で初めてのフラダンス教室として、1999年に川端さんと姉の井上千恵子さん(故人)が立ち上げた。川端さんは人を包み込むような温かみがある踊りが持ち味で、県内各地のイベントに出演したり、ハワイで本場の技を学んだりしながらフラダンスの魅力を伝えてきた。現在は県内に30を超える教室を運営し、約350人が通っている。

 川端さんは1年半前に体調を崩して療養していたものの、今年に入って長女の増田由佳さん(52)=福井市=も主宰となり、昨年からインストラクターになった孫の増田理紗さん(22)とともに3世代でさらに活動を盛り上げようとしていた。由佳さんは「まだまだ時間があると思っていた。今回のホイケも楽しみにしていたのに」と残念がる。

 この日の舞台は、嶺北の4歳~80代の教室生約200人が出演。節目の20回を記念した約50人の特別チームによる踊りで幕を開けた。花の髪飾りや首飾り「レイ」、色とりどりの衣装を身に着け、教室ごとに日ごろの練習の成果を披露した。1985年に「ミス・アロハフラ」を受賞したダンサー、ヘアラニ・ユンさんら川端さんゆかりのゲストも出演した。

 「前日のリハーサルでは『悲しくて踊れない』と話す生徒さんもいたが、今日は泣かずに笑顔で踊ろうとみんなで話した」と由佳さん。ステージには笑顔の花が咲き、教室生らは長年お世話になった「麗子先生」への感謝の気持ちを全身で表現していた。

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