雲海に包まれ、幻想的な光景が広がる越前大野城の「天空の城」=10月1日午前7時ごろ(福井県大野市犬山から加藤幸洋さん撮影)

 福井県大野市の越前大野城が雲海に浮かんだように見える「天空の城」が10月1日早朝、今シーズン初めて確認された。城から約1キロ離れた同市犬山の戌山城址近くの撮影スポットでは、朝日に照らされた幻想的な光景が広がった。

 撮影に成功した加藤幸洋さん(52)によると、午前7時ごろから約5分間、越前大野城がそびえる亀山の頂上付近を残して周囲を雲海が包み込む様子が見られたという。スポットには写真愛好家や地元住民ら10人が訪れていて、加藤さんは「雲海が高い位置にあったので、出るとは思っていなかった。令和初の天空の城、見られて良かった」と満足げに話していた。

 雲海は前日の湿度が高く、冷え込んだ朝に発生するとされ、天空の城の出現は秋から春にかけ10回ほど。この日の午前7時の気温は18度で、市内には濃霧注意報が出ていた。撮影スポットへの道中はクマ対策が必要。

関連記事