関西電力高浜原発=福井県高浜町

 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題で、関電原子力事業本部の右城望・常務執行役員地域共生本部長が9月30日、福井県庁と高浜町を訪れ謝罪した。県庁では、清水英男安全環境部長と面会した。右城本部長は清水部長との面談後、記者団の取材に応じ、40年超運転を目指し安全対策工事を進めている高浜原発1、2号機の再稼働の地元同意への影響について「まずは県民の信頼を得ていくことが大切」と述べ明言を避けた。

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 一方、多額の金品を渡した高浜町の元助役については、地元の有力者として地域との関係などに助言をもらっていたと説明。大飯、美浜原発で同様の事例があるかは「(元助役は)特殊な方だったと思う」とし、「類似事例は新たに設置する調査委員会で検討する。それほど時間をかけず報告したい」と述べた。

 記者団からは、右城本部長自身が金品を受け取っていたか、「一時的に保管していた」とする3億2千万円が使われたことはなかったかなどについて質問が出されたが、「2日の会見までお待ちいただきたい」と繰り返した。

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