福井大学をモデルにした地域ドラマ「シューカツ屋」に出演する水川あさみさん(左から3人目)、橋本じゅんさん(同4人目)ら=9月30日、福井県福井市の福井大学文京キャンパス

 全国で高い就職率を誇る福井大学の「キャリア支援課」をモデルにしたNHK福井放送局の地域ドラマ「シューカツ屋」が、2020年2月に放送される。人生の岐路に悩む学生たちを力強く支える「就活支援員」の奮闘ぶりや人間模様をリアルに描いた物語で、女優水川あさみさんが主役を務める。9月30日は、水川さんら主要キャストが福井市の同大文京キャンパスで撮影に臨んだ。

⇒【写真】学生らと談笑する水川あさみさん

 地域ドラマは、NHKの各放送局が地元の魅力を発信しようと制作し、シューカツ屋は福井放送局2作目。単年の卒業者が千人以上いる国立大の中で、12年連続就職率1位に輝いた福井大をモデルにした。脚本は、人気ドラマ「絶対零度」などを手掛けた小山正太さんが担当する。

 舞台は「福井国立大学」の就活支援室。同室に配属された水川さん演じる流川美野里(るかわみのり)(32)が、橋本じゅんさん演じる上司ら就活支援の“プロ集団”に出会い、学生の応援に熱く取り組んでいくというストーリー。

 撮影は9月25日にスタート。福井大の構内には特設セットが造られ、30日は新米支援員の水川さん、同僚役の田上晃吉さんが、内定が決まっていない大学4年生を演じる上川周作さんらに声を掛けるシーンなどが撮影された。

 福井大の学生たちもエキストラとして参加し、支援室の前を行き交う学生役を等身大で演じた。福井県出身の津田寛治さん、高橋愛さん、片山享さんも就活生の父親や主人公の親友として出演する。

 同日行われた会見で、水川さんは「ポジティブな作品。1時間ほどの短いドラマだけど、その続きも想像させるような、未来に向けての発信を感じさせる」と語った。福井大での撮影を通し、実際に内定が決まった学生と会話したといい「地域ドラマの醍醐味(だいごみ)を感じながら楽しく撮影している」。橋本さんは「学生と同じ空気を吸いながら撮影することにすごい喜びとワクワクを感じている」と話した。

 福井を訪れるのは、大河ドラマ「江(ごう)」にまつわる番組の収録以来、2回目という水川さん。最近、俳優窪田正孝さんとの結婚を発表した。今回の福井ロケでは「いろいろな場所に回って、おいしいものを食べ、いろいろな人に共有して楽しんでいます」と話し、場を和ませた。

 撮影は10月7日ごろまで行われ、来年2月26日午後10時から、BSプレミアムで放送される予定。ドラマには、足羽川河川敷や鯖江市にある眼鏡メーカー、あわら市の園芸施設なども登場する。

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