南川で釣れた尺アユを手に「知る限り、南川では初めて」と話す原田進男組合長=9月28日、福井県小浜市相生

 福井県小浜市口名田地区の南川で体長30・7センチのアユが釣れ、話題になっている。地元の若狭河川漁協によると、30センチ超えの個体は「尺アユ」と呼ばれ、アユ釣りファンの間ではあこがれの存在。南川で釣れるのは大変珍しいという。

 同漁協の組合員の男性(54)=同県おおい町=が9月26日午後4時半ごろ、中流域の釣り専用区で、おとりのアユを使った友釣りで釣り上げた。引きが強く「ぐるぐると川の中を回って暴れた」ため、無理に水から引き揚げずに網ですくい上げた。男性の釣り針の傷とは別にもう1カ所傷があり、「誰かが釣り逃したのだろう。初めての尺アユでうれしい」とほくほく顔だった。

 同漁協によると、南川で釣れるアユは18~25センチのものが多い。しかし8月後半から25センチ超えの個体がよく釣れるようになり、「今年は尺アユが釣れるのでは」と期待していたという。原田進男(ゆきお)組合長は「漁協が知る限り、南川での尺アユは初めて。嶺南でも大変珍しい」と目を丸くする。生きている間は、同市相生の「水口おとり店」の水槽で見ることができる。

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