ヒヨドリバナに止まり羽を休めるアサギマダラ=9月27日、福井県福井市の八幡山

 茶色に、淡く青みがかった白い紋様の羽がひらり、ひらり。9月27日、木の葉が落ち秋の気配が漂い始めた福井県福井市の八幡山で、長距離を“旅”するチョウ「アサギマダラ」が見られた。

 福井市自然史博物館によると、日本やインドシナ半島、台湾などアジアに生息している。春は暑さを避けるため北に移動し、冬を前に南に渡る。9月中旬から10月にかけては、同市内の平野部で南下中のアサギマダラを観察できるという。

 「どこまで飛んでいくのかを想像させ、ロマンをかき立てるね」と話すのは、同館学芸員の梅村信哉さん(40)。移動距離は千キロを超えるとされ、日本から台湾に渡った記録もある。八幡山に立ち寄ったチョウは、これから続く長い旅路に備えるようにヒヨドリバナに止まり、羽を休めていた。

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