道の駅「名田庄」で売られているシカの角=福井県おおい町名田庄納田終

 福井県おおい町名田庄納田終の道の駅「名田庄」でシカの角が売られている。長さ40~50センチの2本1対で4千円。1本だけなら2千円。あまりニーズがないのかもと思いきや、しっかり年間約100対も売れている。

販売されているシカの角とニシキゴイの稚魚

 秋庭康介店長(30)によると床の間の模造刀置き、15センチに切って犬のかみかみおもちゃにするなど用途はさまざま。置物、数珠置き、加工してアクセサリーにする人もいるという。

 店外に置かれ、「もしかして売り物?」と思わず二度見する人。「高っ」、いや「安っ」と反応もいろいろ。頭に置いてみて写真を撮る人も。近くに宿泊施設があるためスポーツ合宿で利用する大学生らも面白がって買っている。しかも、女性の購入者も少なくないという。

 いずれも有害鳥獣として駆除され、若狭町にある嶺南地域有害鳥獣処理施設に持ち込まれたシカの角。形のいい角を洗って磨き、出荷しているという。

 道の駅は3年前、同施設から依頼を受け置き始めた。決してここにしかないものではないものの、秋庭店長は「田舎にある道の駅を覚えてもらうことはなかなか難しい。(シカの角は)一番の売りではないが、店内に入ってもらうきっかけ、印象に残るきっかけになったら」と話している。

 近くの住民が育てたニシキゴイの稚魚も扱っており、固定客を中心に年間100匹以上売れているという。

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