大野市観光協会の入り口に張られた「引っ越し大名!」のポスター=福井県大野市元町

 江戸時代の姫路藩の国替えを題材にした公開中の映画「引っ越し大名!」のモデルとなった松平直矩(なおのり)は、大野藩の第2代藩主松平直基(なおもと)の長男―。この史実を広く知ってもらおうと、福井県大野市観光協会は映画の半券を持参した人に大野城入場料を半額にするキャンペーンを実施している。

 市文化財課によると、直基は初代福井藩主結城秀康の4男として1604年に生まれた。5男、6男との説もある。幕府の命を受けた姫路入りの途中に亡くなったため、長男直矩が直基系越前松平家2代目となった。

 犬童一心監督の映画「引っ越し大名!」は、星野源さんや高橋一生さんら人気俳優が登場し、直矩役は及川光博さんが演じる。作中には大野藩も登場し、生涯7回もの国替えを経験した直矩のサクセスストーリーの出発点として描かれている。

 キャンペーンは劇場公開期間内。映画の半券を大野城の窓口に提示すると、入館料が半額の100円になる。同協会の担当者は「直矩が大野ゆかりの人物であることを知らない人は多いと思う。映画の“聖地”として巡っていただくきっかけになれば」と話していた。

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