福井県福井市深坂町のガソリンスタンド「棗(なつめ)SS」で、水分が混入したレギュラーガソリンが誤って販売されていたことが9月26日分かった。7月9日~9月17日に特定のノズルで給油した延べ約900台のうち、30台でエンジン停止や異常音などの不具合が発生している。けが人は出ていないという。ガソリンを貯蔵する地下タンク付近で水分が入ったことが原因とみられる。

 26日、「ENEOS(エネオス)」ブランドを展開するJXTGエネルギー(東京)、同社特約店の栄月(福井市)、棗SSを運営する棗石油店(同)が発表した。

 JXTGエネルギーによると、8月23日に給油した利用者が9月12日、棗SSにエンジンの不具合を訴え、以降、17日までに30台の所有者からエンジン停止や異常音、アイドリング不調などの訴えが次々に寄せられた。

 同社などは、地下にあるレギュラーガソリンタンク2基のうち1基で、タンク上部の「油面計」付近から水分が混入したことが原因とみている。ただ、7月9日の設備点検した際に異常が見られなかったことから、さらに詳しく調べる。棗SSは問題がない地下タンクからの給油は続けている。

 3社は「お客さまの信頼を損ね、深くおわび申し上げる。このようなことが二度と起きないよう万全の対策を講じる」とのコメントを発表した。

 棗SSなどは、7月9日~9月17日にレギュラーガソリンを給油し、ノズル番号「P―01」が記載されたレシートを持つ利用者を対象に相談に応じる。

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