福井県立恐竜博物館の増築部の候補地案

 福井県議会は9月24日、総務教育、産業両常任委員会を開いた。産業常任委で理事者は、増改築による福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)の機能強化に関し、新たな収蔵庫などを設ける予定の増築部分の候補地として四つの案を提示した。いずれも特別展示室やレストランがある現博物館正面の「ウイング棟」に隣接し、メーンの展示室「恐竜ホール」の卵形の外観を損なわないよう配慮した。増改築の着手時期については2021年度半ばを目指す方針を示した。

 候補地は、ウイング棟の▽東側に設けるA案▽北東側のB案▽北西側のC案▽西側のD案―の四つ。

 県ブランド課によると、B案とC案の場合は、観光案内・飲食物販施設「ジオターミナル」などが位置する正面駐車場の一部をなくすことになる。A案は増築部と現博物館の事務室が直結することになり、導線確保のための改築や事務室移転などのコストが余分に発生する。D案も、博物館西方の国道416号や中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ近くから、恐竜ホールが見えにくくなり景観を損ねるなど、それぞれに課題があるという。

 理事者は、複数の候補地に増築部を分散させて設置する可能性も探るとしつつ、「それぞれの課題を考慮しながら今後検討していきたい」とした。最終的な立地場所は外観イメージなどと合わせ2020年の2月県議会には示すという。

 仲倉典克委員(県会自民党)が今後のスケジュールをただしたのに対し、理事者は「12月県議会で粗々の総事業費を示し、2020年の2月県会で基本設計と実施設計を合わせ予算案を提示したい」と説明。目標の2023年夏のリニューアルオープンに向け「逆算すると、2021年度の中ごろには工事に着手する必要がある。オープンまで1年半の期間を確保して、なんとか頑張りたい」と述べた。

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