ご当地萌えキャラの「嶺南ミカミちゃん」

 ツイッターを中心に福井県の嶺南地方のイベントや観光情報を発信している非公認のPRキャラクター「嶺南ミカミちゃん」が活動3年目となり、徐々に認知度が上昇中だ。全国のご当地萌えキャラが集まるネット上の人気投票イベントでは、ご当地PR部門で1位に輝いた。地元イベントとのコラボなど活躍の場も広がってきている。

 「嶺南地方に迷い込んだ妖精デス。好きなものはサバ…」。こんな自己PRとともに、大きなサバを抱える“2次元”の女性キャラが「嶺南ミカミちゃん」だ。身長150センチ、年齢20歳、ニュースキャスターという設定。同県敦賀市在住の匿名の運営者が考案し、2016年12月から活動を始めた。運営者によると、ミカミちゃんの名は運営者に縁の深い「三方上中郡」をもじったものという。

 活動はツイッターが中心。ニュースキャスターとあって嶺南6市町の観光地や食、イベントの告知などを投稿し、嶺南に関する他者のPR投稿を転載するリツイートも積極的だ。飲食店や特産品の情報を投稿する際は口癖の「じゅるり」と書き込み、魅力的な食への垂涎(すいぜん)の様子が伝わってくる。フォロワーは9月時点で2800人超にまで増えた。

 SNS(会員制交流サイト)以外には、ミカミちゃんの活動に協力する同県の若狭町、敦賀市、小浜市のカフェやレストラン3店舗で、缶バッジやキーホルダーを販売。昨年9月に若狭町まつり「若祭(わかさい)」のクイズラリーに参加するなど、地元イベントとのコラボも増加中だ。

 今年7~8月には大阪市のデジタルコンテンツ企画運営会社が開いた「ご当地応援萌えキャラグランプリ2019」にエントリー。全国の約40のご当地萌えキャラを対象にファンらがウェブ上で投票する形式で、ミカミちゃんは「ご当地のPRに役立っている」部門で1位を獲得。総合でも8位にランクインした。

 ミカミちゃんの運営者は「趣味で始めた活動だが、嶺南の情報を知れば知るほど大勢の観光客らに来てもらいたいと思い、PRや発信を続けている。ツイッターを通じ、『イベントを一緒にやりたい』との依頼も増えてきた。嶺南の地元イベントとどんどんコラボしていきたい」と意気込んでいる。

関連記事