福井県庁=福井県福井市

 福井県の豊北欽一教育長は9月24日、2020年春に武生高校と敦賀高校に設ける新学科の名称についてそれぞれ「探究進学科」、「文理進学科」と明らかにした。21年1月から導入される「大学共通テスト」を見据え、生徒自身がテーマを決めて研究、実験するなど深い学びにつなげる独自の科目を導入し、3年間通した学習により進学強化を図る。

 福井県議会の総務教育常任委で委員に説明した。県教委によると、武生高は現在、普通科(8クラス)と理数科(1クラス)がある。次の入試から、理数科の募集を取りやめ、探究進学科(2クラス)と普通科(6クラス)の計8クラスで構成する計画。文理が分かれる2、3年時は、理数系の「探究理科」と国際系の「探究文科」を1クラスずつ設ける。

 敦賀高は普通科5クラスと商業科、情報経理科の各1クラスの計7クラスのうち、普通科を1クラス減らして文理進学科を2クラス新設する。2、3年生時は理数系の「理数進学科」と、国際系の「人文進学科」に分かれ、学びを深めていく。

 大学入試センター試験に代わり実施される大学共通テストは、記述式の回答が求められるなど、基礎知識とともに思考力や判断力、表現力が問われる。同テストの傾向に沿い、両校進学科では独自の探究科目を取り入れる。各教科の学習進度は普通科より速めで、より発展的な問題にも挑戦していくという。

 県教委の担当者は、難関大を目指す生徒が一部の高校に集中する傾向にあるとし「遠方から通う生徒は通学に時間がかかる。地域内で発展的に学ぶ環境を整えたい」としている。

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