強い南風によって根元から倒れた校庭の木=9月23日午後0時40分ごろ、福井県福井市東郷小学校

 台風17号は9月23日午前8~9時ごろ福井県内に最接近、各地で強風が吹き、福井市内の小学校などで倒木の被害があった。JR北陸線や福井鉄道福武線は運休が出るなどダイヤが乱れた。南風が吹き込み、県内全域で最高気温が30度以上の真夏日となった。

 福井地方気象台によると、23日の最大瞬間風速(最大風速)は坂井市三国27・6メートル(18・6メートル)、福井市25・6メートル(15・4メートル)、敦賀市23・8メートル(15・4メートル)を観測した。

 福井市東郷小学校では午前8時40分ごろ、校庭の南西にある高さ約15メートル、幹の太さ約70センチの木が強い南風によって根元から遊具に向かって倒れた。校庭の離れた場所で少年野球をしていた児童らが気付いた。倒木周辺に人はおらず、けが人はなかった。坂井市三国町崎では、市道脇の雑木林の木1本が倒れて電線にもたれかかり、北陸電力が木を切って撤去した。鯖江市御幸町1丁目では、高さ約8メートルの街路樹が真ん中付近で折れた。

 永平寺町の遊歩道で実証実験が進められている自動運転車は23日、荒天のため運休した。

 JR西日本金沢支社によると、強風の影響でJR北陸線は同日午後、サンダーバード、しらさぎ合わせ特急19本と普通4本が運休。同支社管内では約9千人に影響が出た。福井鉄道福武線は同日午前、上下2本が運休、10本が区間運休した。

 暖かい南風が吹き込みフェーン現象が発生した影響で、県内の全10観測地点で30度以上となり、坂井市春江と美浜町で32・4度、福井市で32・2度まで上がった。

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