大河ドラマなどについて話す林真理子さん=9月21日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度第3回サロンは9月21日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれた。2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の原作を手掛けた作家林真理子さんが講演。独特の語り口で、執筆活動から家庭事情までバラエティーに富んだ話で来場した会員約1400人を引き込んだ。

 西郷隆盛について書く時は「偉人中の偉人。何度も無理だと思った」が、親交の深かった小説家、故田辺聖子さんが抱いていた西郷への切実な思いを知り「背中を押されるように書いた」と振り返った。また、17年に書籍化した新聞連載小説「我らがパラダイス」では、取材費に糸目を付けず「人脈も総動員した」という。ともに大ヒットを期待していたが「売れなかった」と笑いを誘った。

 作家として多忙な日々を送る林さんも、家庭では家事を担う一人の女性。ちょっぴり“毒舌”なトークも繰り広げつつも「(家族の存在は)ありがたい、ありがたい…」と締めくくった。現在は、大正時代の皇族や引きこもりについて執筆中という。

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