あわら温泉を題材にした「あわら恋唄」でCDデビューした糸扇家まどかさん(右)と作詞家の森英治郎さん=福井県あわら市二面の「アミューズメントスペース まどかとひさ乃」

 福井県あわら市のあわら温泉の芸妓(げいぎ)、糸扇家まどかさんが、芸歴20周年と令和の到来を記念してCDを発売した。あわら温泉を題材に、地元の作詞家が手掛けた演歌。しっとりと色気のある歌声を披露したまどかさんは「北陸新幹線県内開業が間近。歌であわらをにぎやかにしていきたい」と意気込んでいる。

 まどかさんは大阪府出身。1997年に「北陸一の芸達者」といわれるあわら温泉の芸妓にあこがれ移住した。厳しい稽古を積み、99年にデビュー。2016年には、市内に飲食店「アミューズメントスペース まどかとひさ乃」をオープン。娘で芸妓のひさ乃さんとともに、お座敷遊びを体験できる「まどか塾」を開くなどし、芸妓文化の継承にも努めている。

 CDのタイトルは「あわら恋唄」。同市の作詞家、森英治郎さんの作品で、「はじめて出遭った 湯のまちあたり」や「そぞろ歩きの 湯けむり横丁」などの歌詞が並ぶ。森さんの知り合いの作曲家が曲をつけ10年ほど前に完成していたが、歌い手がおらず探していた。

 森さんは「どうしても芸妓さんに歌ってもらいたい」との思いで7月中旬ごろ、市観光協会に相談。芦原温泉芸妓協同組合を通してまどかさんを紹介された。一方のまどかさんは「忙しいので断ろうと思っていた」ものの、森さんの熱意に押され快諾。数日間の練習後すぐにレコーディングを行い、8月にCDが完成した。

 歌は、22日に同市伝統芸能館で開かれる「まどか塾」で披露する。午後1時半からと同4時からの2回(午後4時の回は満席)。チケットはCDとお茶付きで前売り2800円(当日は200円増し)で、「アミューズメントスペース まどかとひさ乃」で取り扱っている。CDはJR芦原温泉駅とえちぜん鉄道あわら湯のまち駅の「おしえる座ぁ」で千円で販売している。問い合わせは「まどかとひさ乃」=電話0776(78)7007。

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