青池学園の広域通信制高校新設を妥当とした福井県私立学校審議会=9月19日、福井県庁

 福井県嶺南地域と富山県で医療福祉や調理師の専門学校を展開する学校法人青池学園(本部・福井県美浜町)は9月19日、2020年4月に広域通信制の普通科高校を開校する方針を明らかにした。福井県内をはじめ、近隣の滋賀県、京都府、岐阜県、石川県、富山県から生徒を募る考え。福井県大学私学課によると、福井県内の学校法人が広域通信制の高校を設けるのは初めて。

 青池学園は1970年に各種学校「小浜クッキングスクール」として設立、2000年に法人化した。小浜市に調理師、美浜町に医療福祉の専門学校を置き、17年には富山県に「富山リハビリテーション医療福祉大学校」「富山調理製菓専門学校」を開校した。

 新設する広域通信制高校は、小浜市の「青池調理師専門学校」を所在地とする。生徒は主に自宅で国語や数学といった教科を学習し、リポートを提出する。同市、美浜町、富山県の既存3拠点でテストや面接指導を受ける。面接指導は、生徒の希望や状況に応じて、短期集中型にしたり、週1回にしたり柔軟に対応する考え。インターネット授業や、学校行事の実施も検討している。原則3年間で計74単位以上を取得すれば卒業できる。在籍定員は3学年で計240人とした。

 19日に福井県庁で開かれた県私立学校審議会で、青池学園の学校法人の組織変更、高校の設置について「適当」と判断し、杉本達治知事に答申した。今後、知事の認可を得て設置が認められる。同学園は今秋から生徒の募集を始める予定。

 同学園の西村久美子専務理事は「学び方や生徒の考えは多様化している。一人一人の持っている力を生かせるような教育環境を整えていきたい」と話している。

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