東村新一福井市長の後援会が主催する市政報告会で、参加申込書を公民館に提出するよう求めた案内文

 福井県福井市の東村新一福井市長の後援会が、主催する市政報告会の参加申込書を公民館に提出するよう求める案内文を配っていたことが9月10日分かった。市議会一般質問で鈴木正樹議員(共産党)が指摘した。東村氏は「大変遺憾。後援会のミスで、今後このようなことがないよう十分注意する」と述べた。

 社会教育法は公民館運営について、選挙で特定の候補者を支持してはならないと定めている。

 東村氏の答弁などによると、後援会が同市のフェニックス・プラザで開く市政報告会の参加申込書を「公民館へお持ちください」と記した案内文を3地区で配った。東村氏は「後援会の会議で、政治的中立性が求められる公民館を申込書の提出先にしないと申し合わせていたが、徹底されなかった」と釈明した。3地区の公民館に謝罪したという。

 鈴木氏によると、市民から9月に入り投書があった。鈴木氏は一般質問で「政治的に中立でなければならない公民館で申込書を集めることは容認できない」とただした。

 市の内田弥昭教育部長は答弁で「公民館が参加申し込みを受け付けているような誤解を市民に与えた点は甚だ遺憾。公民館が政治的に中立であることを再度徹底し、市民に誤解を与えないよう(各公民館に)指導した」と述べた。市生涯学習課によると、後援会から各公民館に事前の相談はなかった。

 東村氏の後援会は、2019年12月の市長選に東村氏が立候補を表明したことを受け、8月10日から市政報告会を順次開いている。

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