蜂谷あす美さん

 福井県福井市出身の紀行文ライター蜂谷あす美さん=神奈川県川崎市在住=が、初の著書「女性のための鉄道旅行入門」を発刊した。「乗り鉄」の経験と知識を生かし、切符のお得な買い方や行程の立て方、荷物を少なくして身軽に旅するこつなどを紹介。鉄道の旅に不慣れな人のためになるヒントをまとめた。

 JR越美北線で通学していた高校時代、鉄道の魅力に取りつかれたという蜂谷さんは上京後、本格的に「乗り鉄」に目覚めた。慶応大学の鉄道研究会で初の女性代表を務め、卒業後は出版社勤務を経てフリーの「旅の文筆家」として活躍している。

 新幹線の座席選び、列車のトイレ事情などをまとめた「乗車中の過ごし方」をはじめ、時刻表や乗り換えアプリを活用する「旅行計画の作り方」、券売機の使い方、乗り継ぎや往復の割引を解説する「切符の買い方」などで構成。下着や寒暖差対策のストールなど、女性の視点と一人旅の経験を生かした荷物作りのポイントも掲載した。

 先頭付近から景色を眺める「かぶりつき」、大垣駅で大勢の人が接続列車に殺到する「大垣ダッシュ」といった「鉄ちゃん用語」も収録。「私の好きな路線・車両」では、福井県民になじみ深い越美北線やJR北陸線、雷鳥に使われていた車両「485系」などをリストアップした。

 蜂谷さんは「女性はもちろん、鉄道旅行に挑戦したい多くの人を後押しできればうれしい」と話している。

 四六判、208ページ。天夢人発行。税別1200円。

関連記事