遮断棒が折られる事故が相次いでいるえちぜん鉄道覚善踏切=福井県坂井市三国町滝谷

 福井県坂井市三国町滝谷のえちぜん鉄道三国・芦原線「覚善踏切」で今年4月以降、車で遮断棒が折られる事故が6件相次いでいる。踏切が国道と市道の交差点に近いことで混雑し、警報器が鳴っていたり、踏切の反対側が渋滞したりしているにもかかわらず、無理に進入したことが原因とみられる。えち鉄管内では8月下旬までの5カ月間に同様の事故が15件起きているが、複数回起きているのは覚善踏切のみで、同社は安全確認の徹底を呼び掛けている。

 覚善踏切は、えち鉄三国神社駅から約80メートルの国道305号上にあり、線路と並行して市道が走る。市道は同市三国町とあわら市をつなぐ主要道路。踏切は国道と市道の信号のない交差点近くにあり、朝晩の通勤、帰宅時には渋滞することが多い。

 6件の事故は、4月から7月下旬にかけて発生。監視カメラの映像から、このうち5件は市道から国道へ左折南進しようとした際に、1件は国道から市道へ右折東進する際に起きた。踏切内に進入したものの遮断棒が下りてきたため、慌てて脱出を図ったとみられる。電車と接触する事故には発展していないが、同社によると6件とも遮断棒を折り、そのまま立ち去ったという。

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