枝から落とされ、次々と収穫されるナツメ=9月5日、福井県福井市小幡町

 福井県福井市棗地区でナツメの収穫が最盛期を迎えている。秋の訪れを告げるかのように、直径3センチほどの薄緑色の実がわずかに赤褐色に色づいている。

 同市小幡町の棗の里農産は5千本を超えるナツメを育てている。今年の収穫は9月2日から本格化した。青空が広がった5日は、従業員7人が午前8時から作業を始め、振動機で枝を揺らし、シート上に実を落としていった。

 作業は20日ごろまで続き、1日当たり600~700キロを収穫する。今年は雨や台風の影響が少なく、例年通り約10トンの収量を見込んでいる。ドライフルーツやエキスなどに加工し、インターネットで販売される。

 ナツメはビタミンや鉄分などが豊富で、漢方薬や薬膳にも使われるという。同農産の海道直人社長(56)は「今年も出来が良い。一人でも多くの人に味わってもらいたい」と笑顔で話した。

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