生産が本格化し、次々と積み上げられた湯たんぽ=9月3日、福井県あわら市熊坂の協越化学

 福井県あわら市の工場で湯たんぽの生産が本格化している。節電意識や環境志向が高まる中、手軽で安価な暖房器具として根強い人気で、冬本番を迎えるまで出荷が続く。

 プラスチック成型加工を手掛ける協越化学(本社あわら市熊坂)は約20年前から、湯たんぽを製造している。例年8月のお盆すぎから生産を始め、年末ごろまで約4万個を出荷。県内外のホームセンターなどで販売されている。

 工場内では、従業員が原料のポリエチレン樹脂を専用機械に投入して溶かした後、楕円(だえん)形にかたどられた波状の金型で成型し、次々と湯たんぽを完成させていった。

 定番のオレンジのほか、白やピンク、黄色など華やかな色も用意。オフィスでの仕事中や屋外のスポーツ観戦時に重宝するミニ湯たんぽもある。長谷川幸治社長(70)は「最近の若い人は、やかんでお湯を沸かすこともなかなかしないけれど、電気毛布やファンヒーターに比べ、家計にも環境にも優しい」とPRしていた。

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