おもちゃ図書館のオープンを目指している西野有香さん=福井県鯖江市

 福井県鯖江市の西野有香さん(35)が自宅横の元美容室を改修し、おもちゃの貸し出しなどをする親子支援活動拠点「おもちゃ図書館 Petit(プティ)」を年内にオープンしようと、準備を進めている。カフェスペースも設け、子どもが遊んでいる間に親が子育ての悩みを相談し合える空間を目指す。9月末まで、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で改修費を集めている。

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 西野さん自身も2児の母だ。子育ての経験から、親と子どもたちが、みんな気軽に楽しめる場所が欲しいと感じていた。おもちゃについては「子どもは強くねだるわりに、買うとすぐ飽きてしまう。借りることができたらいいのにと思っていた」。

 そんなとき、おもちゃ図書館の存在を県外の知人から教わった。障害のある子どもに遊びの楽しさを知ってほしいとの思いから始まったボランティア活動で、日本おもちゃ図書館財団(東京)などの助成を受けながら、全国の社会福祉協議会や子育て支援センター、障害児の親の会などが運営している。財団によると、おもちゃ図書館は現在、全国に約400カ所ある。

 プティは西野さんの母が経営していた美容室におもちゃ図書館、カフェ、雑貨販売の三つのスペースを設ける。おもちゃは財団から寄付されたり、知人から譲ってもらったりして、50品以上を用意した。積み木や、おままごとセットなど、いろんな年齢に対応している。無料で好きなおもちゃで遊ぶことができ、年会費1200円の会員登録をすれば、おもちゃを2週間借りることもできる。

 カフェスペースでは子どもがおもちゃに夢中になっている間、コーヒーでも飲みながら子育ての悩みなどを話し合ってもらう。さらに、忙しい母親が子どもを気にせず、ゆっくり買い物を楽しめるようにと、雑貨を販売する。図書館は月に2~5日のオープンを考えている。

 ミラカナでは目標額を50万円に設定。支援者にはプティのドリンク無料券や年会費初回無料などの返礼を用意している。西野さんは「『いろんなおもちゃで遊びたい』『子育てについて相談できる仲間が欲しい』という親子の思いに応えたい。みんなが笑顔になれる場所にしたい」と話している。

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