福井県警本部=福井県福井市

 携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使った特殊詐欺で、福井県福井市内の60代女性が120万円をだまし取られていたことが9月2日、福井県警への取材で分かった。女性は指示に従い、コンビニ9店舗を回って5万円分の電子マネーカードを24枚購入していた。

 県警生活安全企画課によると、女性の携帯電話に6月、「ご利用料金の支払い確認が取れていません」と書かれたSMSが届いた。記載された連絡先に電話したところ、男から「約30万円支払わなければならない」とうそを言われ、電子マネーカードを買うように指示された。コンビニで計30万円を購入し、カードの番号を教えたところ、別の団体を名乗る男らから連日電話があり、「一時的に裁判を止めることができたので計約50万円を」「コンピューターウイルス拡散の犯人があなたではないことを証明するのに約30万円必要」「サイバー保険に約10万円で加入を」と言われた。女性はその都度、コンビニのレジでカードを購入。最初の電話から1週間後に福井南署へ相談し発覚した。

 県内では8月にも、SMSを使った特殊詐欺被害が2件発生。「有料動画サイトの未納料金がある」とだまされた福井市の40代男性と30代女性が、それぞれコンビニで電子マネーカード30万円分を購入し、番号を伝えた。

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