足羽川右岸のオープンカフェでウッドテラスからの眺めを楽しむ来場者ら=9月1日、福井県福井市中央3丁目

 福井県福井市のまちなかで滞在を楽しめるように各スポットを特別に演出するイベント「Fukui Dream Project」(福井新聞社後援)が9日1日、始まった。足羽川沿いにウッドテラスを設けたオープンカフェを開き、眺めの良い憩いの場を提供。新栄商店街でも飲食イベントを開き、アーケードを傘でカラフルに彩ってアート空間に仕立てた。28日まで土日祝日を中心に開かれる。

 2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、観光客らが福井市街地に長くとどまって過ごしてもらえる仕掛けを探ろうと、福井青年会議所(JC)が試験的に企画した。

 オープンカフェは、足羽川右岸の幸橋付近に開設。ウッドテラスは約50平方メートルで、カウンター状のテーブルから川辺の風景を一望できる。河川敷ではキッチンカーが軽食やドリンクを販売し、パラソル付きのテーブルセットも並んだ。時折気持ちよい秋風が吹き、ビールやかき氷を手にした親子連れがのんびりしたひとときを過ごしていた。

 河川敷では、子ども向けに木製のジャングルジムや展望台、黒板の落書きコーナーも用意。市内の男性(35)は無心に遊ぶ次男(5)と三男(1)の姿に目を細め、「足羽川沿いには魅力がある。(観光客向けに)駅からの動線を考えてほしい」と話していた。

 新栄商店街は若者をターゲットに想定し、新栄テラスで「新栄路地裏バル」と銘打った海鮮バーベキューを開催。会場へのルートとなる同商店街アーケードには、赤やピンク、黄色などのカラフルなビニール傘がつるされ、通行人の目を引いていた。

 オープンカフェは金土曜と祝前日の夜間にも開き、周辺がライトアップされる。フェイスブックのイベントページで開催日程を紹介している。

 同JCの加藤千八シビックプライド醸成委員長は「観光客に1時間でも長く滞留してもらえるように、まずは市民を呼び込める空間をつくりたかった。このイベントを空間の利活用の方法に気付くきっかけにできたらうれしい」と話している。

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