福井商工会議所の正副会頭会議と部会長会議で退任の意向を伝えた後、報道陣の取材に応じる川田達男会頭=8月29日、福井県福井市の福井商工会議所ビル

 福井商工会議所の川田達男会頭(79)=セーレンCEO=は8月29日、同会議所の正副会頭会議と部会長会議で、任期満了となる10月末で会頭を退任する意思を伝えた。後任には副会頭の伊東忠昭氏(70)=福井銀行顧問=を推薦し、出席者から異論は出なかった。9月2日の常議員会で表明し、11月1日の臨時議員総会で正式決定となる見通し。

⇒川田氏さばさば「10年の区切り」

 正副会頭会議などの出席者によると、川田氏は両会議の冒頭で「私は退任させていただく。後任は伊東さんにお願いした」と報告、出席者全員が了解した。

 約1時間の両会議終了後に報道陣の取材に応じた川田氏は、退任理由として「就任して10年という区切りを迎えた。会頭職はかなりの激務で、会社にも負担を掛けた。十分やったと思う」と話した。後任に推した伊東氏については「正式な決定はこれから」とした。

 伊東氏は福井新聞の取材に「まだこれから先の手続きを踏まないと、なんとも言えない」とコメントし、足早に車に乗り込んだ。部会長会議の出席者の一人は「伊東氏は温厚な性格で、みんなで話し合いながら穏便に物事を進めていくのでは」と話した。

 川田氏は2009年3月に前会頭の故江守幹男氏の任期途中の辞任を受け、会頭に就任した。4期10年余りにわたり、中小企業支援や地域振興、会議所組織の活性化に取り組み、県内経済界をリードしてきた。

 伊東氏は1971年福井銀行入行。専務などを経て2010年に頭取、15年に会長、19年6月に顧問に就任した。13年11月から福井商工会議所の副会頭を務めている。

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