川田達男氏

 福井商工会議所の川田達男会頭(79)=セーレンCEO=は8月28日までに、10月末の任期満了をもって会頭を退く意思を固めたもようだ。現在4期目で、10年余りにわたり県内経済界をリードしてきた。29日の正副会頭会議、部会長会議で退任の意思を伝えるとみられる。

 後任は副会頭の伊東忠昭氏(70)=福井銀行顧問=が有力とみられる。9月2日の常議員会で内定した後、11月1日の臨時議員総会で正式に承認する。任期は3年。

 川田氏は2001年に副会頭に就き、09年3月に前会頭の故江守幹男氏の任期途中の辞任を受け、第19代会頭に就任した。リーマンショック直後の不況にあえぐ中小企業の支援に尽力した。

 ▽中小・小規模企業の支援強化▽地域振興・活性化推進▽商工会議所組織の活性化―の三つを重点方針に掲げ、さまざまな事業を展開。近年は中小企業の事業承継やIT化、働き方改革の支援、北陸新幹線県内延伸を見据えた観光振興などを進めてきた。

 福井県商工会議所連合会会頭や福井県経団連会長、北陸経済連合会副会長、福井県環境・エネルギー懇話会会長などの要職にある。15年に産業振興功労で旭日中綬章を受章した。

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