華やかな着物姿で練り歩く戦国姫隊=2018年4月14日、福井県福井市中央1丁目

 来春の第35回ふくい桜まつりに向けた実行委員会の初会合が8月28日、福井県福井市のハピリンであり、市の財政難を理由に今春休止した越前時代行列を、来春も行わないことを決めた。市は本年度改定する市観光振興計画の協議の中で、時代行列を含めまつりの在り方を検討する。

 実行委員長の水島広幸・福井観光コンベンションビューロー理事長は取材に「(時代行列は)1日限りで、天候に左右され、大きな予算を使う。費用対効果を改めて考え、限られた予算の中で何を中心に桜まつりを行っていくか検討したい」と話した。休止に対する市民からの苦情が少なかったことも理由に挙げた。

 実行委によると、今春のまつりの入り込み数は23万3千人。桜の開花期間が長かったこともあり、時代行列を行った昨春に比べ7千人増えた。

 時代行列は第1回のまつりから行われ、昨春の開催経費は2720万円。まつり全体の経費5907万円の46%を占めていた。

 市は昨年2月の記録的大雪による財政難で、今春のまつりに支出する予算を5千万円から3850万円に減らし、実行委は同12月に時代行列の休止を決定。休止により市の支出は2754万円に減り、今春のまつり全体の開催経費は3124万円だった。

 時代行列は、俳優やタレントが扮(ふん)する勝家役とお市の方役を中心に、市民による武者隊や着物姿の姫隊が市街地から桜並木のある足羽川河川敷まで練り歩く、まつりのメインイベントだった。山車の保管費が年70万円かかっている。

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