プロジェクトのクリエイティブディレクター高野翔さん

 「福井は幸福度ランキング日本一だけど、幸せを実感することってあんまりない」。福井でよく聞かれるそんな声から「未来の幸せアクションリサーチ」は生まれました。

 その課題を探究するために「福井人の幸せとは?」「幸せを実感できる地域社会の未来シナリオとは?」という二つの問いを立て、県民の皆さんからのたくさんの声、未来を実践される有識者のお知恵、そして未来のパートナーとなるAIにも力を借りてアクションリサーチを開始。学びの3つのHである、Head(頭)、Hand(手)、Heart(心)をもとに、頭だけでなく、手を動かし、心で感じることも大事にしてきた結果が8月28日の紙面での表現となります。楽しんでもらえるとうれしいです。

 一つ目の問いである「福井人の幸せとは?」。社会経済指標を重視した外のものさしによる客観的な幸福は高いけれども、個々人が自分のものさしによって感じる主観的な幸福はどこか置き去りになっていないか、という問題意識を持ちながら取り組みました。

 紙面での呼びかけを通じ400人から千個以上の福井人の感じる幸せの生の声が届き、そこから生まれたのが「幸せ150指標」。「家族・友人」「食と農」「健康」「時間の使い方」「仕事・マイプロ」「自然」「まちづくり」「学び」「文化」の9分野で分類し、主観的な幸福をより内側に配置しました。人の幸せや地域社会の健全度を、質的な側面からも包括的に考慮できるなんとも人間的な指標の誕生です。日々の体調を確かめるように、この指標の内容が大事にされる社会であればと願いを込めて。

⇒福井人の幸せ分類(全150指標)

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