全国高校選手権に向けて練習する福井工大福井高校eスポーツ同好会のメンバーら=8月22日、福井県福井市の福井工業大学

 福井県福井市の福井工大福井高校に、対戦型コンピューターゲームで勝敗を競う「eスポーツ」の同好会が発足した。同校によると県内の高校では初めて。8月24日から全国高校選手権の予選会を控えており、メンバーは「まずは1勝したい」と意気込んでいる。

 eスポーツは、論理的思考やコミュニケーション力の育成、集中力の向上などに役立つとして全国の高校で急速に広まっており、県内で先駆けて課外活動に取り入れた。全国選手権の主催会社の支援プログラムを活用して、高性能パソコン5台をそろえた。

 メンバーはいずれも進学科創造科学コース(電気・コンピューター分野)2年の今信人さん(16)、牧野尊博さん(16)、山崎京哉さん(16)、石田陸人さん(16)、竹内優貴さん(16)の5人。6月の発足後、主に3人一組で対戦するゲームの練習を重ねている。

 全国選手権は24、25日にネット上で対戦するオンライン予選会が開かれ、同校は、ジャンプや飛行が可能な「バトルカー」を操作して3対3のサッカーを行う「ロケットリーグ」部門にエントリー。チーム名は、勉強をおろそかにして「赤点」を取らないという意味を込め「Red★blue」と名付けた。

 予選会に臨む牧野さんは「初出場だけに緊張すると思うが、積極的に点を取りたい」と意気込む。山崎さんは「バランス良く攻め、守りたい。臨機応変に対応できれば」。司令塔の今さんは「後ろから全体を見渡し、コート上の相手の位置などを指示する。空中の動きがしっかりできるようにしたい」と話していた。

 22日は県内のプロチーム「HANAGUMI FUKUI(ハナグミフクイ)」の納庄貴大さん(30)=福井市=を招き、「視野を広くし、カウンターに備えて」などと助言を受けた。

 同部門の予選会には全国106チームが出場し、4ブロックに分かれ、それぞれトーナメントで競う。福井工大福井高チームは24日の初戦で、岡山県と北海道の勝者と対戦する予定。決勝大会は12月に東京で開かれ、予選会の各ブロックを勝ち抜いた4チームが出場する。

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