【ゆるパブ】区民体育大会、区の間の「戦力差」

  福井について、公募で集まった人たちがさまざまな角度から語り合うトークイベント「ゆるパブコラム・オフ会」。今回のテーマは「福井の自治会(町内会)、子ども会、消防団」。話は広がり、自治会間で火花を散らす「区民体育大会」についても盛り上がった。そこには地域の色や事情が色濃く見えた。

⇒【前回】区費5万円超も、福井の自治会事情

 「450世帯の集落もあれば、人口100人の集落もある。それで区民体育大会で戦わなければならないという難しさがある」。区のスポーツ協会会長を務める鯖江市内の男性は、苦笑いしてこう言った。昔ならば、さほど大きくなかった“戦力差”が地域の事情で広がってしまったという。

 筆者が住む福井市の森田地区も同様だ。区画整理で新興住宅が増えた上野や石盛は、競技参加候補者は多い。子ども会が主体となって行う、児童のポートボール大会やソフトボール大会でも、子どもの数は“元村”中心の区より有利な状況だ。ただ、「元村中心の集落の方が結束力があるので、成績はいい」(若狭町の男性)との見方も出たが。

 人口比のミスマッチをひと工夫で解消している地域もある。福井市の男性は「うちらは色別対抗でチーム編成をしている。70程度の区を極端な差が出ないように6チームに振り分けている」。なるほど、と思わせるアイデアだったが、オフ会参加者の中には「別の区と組むのは嫌だ」という声もあった。

 筆者の地区の名物競技は「人生リレー」といって、年齢・性別に分けて走者がバトンをつなぐリレーで、各年齢層の中で駆けっこが得意な人が選ばれる仕組みだ。しかし、県内には、年齢別以外のリレーもあった。若狭町出身の若新雄純さんが子どもの頃の記憶として思い出すのは、地域の役職ごとにバトンをつなぐリレーだ。「『次は民生委員』『アンカーは○○会長』みたいに役職ごとに競走していた」。今も行っているかは定かではないが、いずれにしろほほえましい光景が目に浮かんだ。

  ×  ×  ×

 6月に開かれた、「福井の自治会(町内会)、子ども会、消防団」をテーマにしたトークイベント「ゆるパブコラム・オフ会」の詳細を紹介しています。

  ×  ×  ×

このコラムに対するみなさんのコメントをFacebookで受け付けています。

 ⇒ゆるパブリックの公式サイト

【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

関連記事