福井県警本部=福井県福井市

 2019年1~7月の福井県警坂井署管内の万引の届け出件数が、前年同期比70%増の24件(前年14件)に達し、昨年1年間の30件に迫っていることが8月9日分かった。同署が開いた万引防止対策会議で報告された。県内全体では、7月までに前年より34件多い314件の届け出があった。

 24件の発生場所はホームセンター9件、ショッピングセンター7件、コンビニ6件、ドラッグストア1件、スーパー1件。いずれも摘発しており、65歳以上の高齢者が13人で、24人の平均年齢は62歳だった。午前中の犯行が多いという。

 刑事生活安全課の南部重昭課長によると、ドラッグストアで化粧品を万引したベトナム人は、福井県はサンプルではなく現物を店頭に置いているから狙いやすいと供述。コンビニでの万引では「あえて人が多い朝7時ごろを狙っている。店員の目が届きにくい」という供述もあるとした。

 同署で開いた対策会議には、ホームセンターやショッピングセンターなど4店の代表者が出席した。同署は「来店者への声掛けが大切」と説明した上で▽しっかり目を見てあいさつする▽高額な商品はレジ付近に置く▽高額な商品はサンプルを用意する―など六つの対策を要望。声掛けなどは警備員にも推奨するよう依頼した。

 齊藤誠一郎署長は比較的軽微な犯罪を抑止することが犯罪全体の減少につながると述べ、各店に協力を求めた。

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