北陸新幹線の九頭竜川橋連結を記念して手をつなぐ参加者=8月7日、福井県福井市上野本町

 北陸新幹線九頭竜川橋(福井県福井市)の橋桁がつながったことを記念するイベントが8月7日、現地で開かれた。地元の小学校2校の児童と保護者78人が橋の上で手をつなぎ、建設中の県内区間で最長となる414メートルの河川橋の連結を祝った。2023年春の県内開業が近づく様子を実感した子どもたちは、新幹線で東京へ行くのを心待ちにしている様子だった。

 イベントは、県や県内市町でつくる県北陸新幹線建設促進同盟会が開いた。右岸側の上野本町と左岸側の中藤新保町が橋で結ばれたことにちなみ、右岸側にある森田小から38人、左岸側の中藤小から40人の親子が参加。代表で森田小3年の女子児童と中藤小2年の女子児童が握手した後、全員で手をつなぎ記念撮影した。

 最後にチョークで橋の路盤に北陸新幹線の車両や花、漫画のキャラクターなど思い思いの絵を描いた。絵は今後造るレールの土台の下に隠れるものの、ずっと残るとあって参加した森田小2年の男子児童は「記念になった」とにっこり。県内開業後には「北陸新幹線に乗って東京タワーや東京スカイツリーに行きたい」と話していた。

 九頭竜川橋は、橋の両側に県道橋「新九頭竜橋」(仮称)を渡す構造で、15年10月に着工した。全国で初めて橋脚を道路橋と一体的に整備。各橋脚を起点として橋桁を「やじろべえ」のように南北へ延ばす珍しい工法で架設し、今年5月に一本につながった。今後はレールの土台のほか防音壁を造り、来年3月に工事が完了する見通し。

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