2022年の福井県内外国人宿泊者数を延べ30万人にする目標達成に向け、士気を高める県インバウンド推進連携協議会のメンバー=8月2日、福井県福井市のユアーズホテルフクイ

 2023年春の北陸新幹線敦賀(福井県)開業に向け、インバウンド(訪日外国人客)の誘客を強化しようとJR西日本は8月2日、福井県や経済団体などと官民連携の協議会を発足させた。台湾や香港、欧州を主なターゲットに、会員制交流サイト(SNS)などを使って情報発信を強化する。18年に県内に宿泊した外国人延べ人数は全国で2番目に少ない約7万6千人だが、開業前年の22年に30万人達成を目指す。

 協議会はJR西が音頭を取り、県や県内の経済団体、旅行会社、福井新聞社など報道機関が参画した。JR西によると、訪日外国人客の誘客強化に特化した官民連携の協議会は全国でも珍しいという。

 福井市内のホテルで開かれた設立総会には、JR西の来島達夫社長や杉本達治知事らが出席した。規約や活動方針などを承認し、協議会の通称を親しみやすさを出すために「チーム福井!インバウンドもりあげ隊」とした。杉本知事が最高顧問、来島社長がオブザーバー、前田洋明JR西金沢支社長が会長に就いた。

 活動方針では、訪日外国人客のリピーターや県内観光に訪れることが多い台湾や香港の観光客のほか、金沢市を訪問する欧州からの観光客をターゲットに、SNSなどを駆使して情報発信することを確認した。さらに観光素材の掘り起こしや磨き上げ、旅行会社を通じた訪日外国人の意見収集、北陸新幹線敦賀開業の機運醸成などにも努めていく。

 約3年半後の敦賀開業まで活動し、インバウンドの受け入れ態勢の基盤固めをする方針。開業後の活動継続などは状況を見て判断する。

 最高顧問に就いた杉本知事は「福井は北陸の中でも歴史や文化、自然が際立っている。しっかり磨き上げ、注目していただけるようにしたい」と意気込みを語った。

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