福井県立金津高校と、連携校の金津中学校、芦原中学校で、人工知能(AI)を活用した試験事業が本年度スタートする。連携コースの生徒が週1回程度、学習アプリを使い、個々の理解度やつまずき、集中具合などに応じてAIが“カスタマイズ”したカリキュラムに取り組む。一人一人に合った学習法で学力を高める狙い。

 学習アプリは、全国の大手予備校や塾などが導入している東京の民間企業のシステムを採用。金津高1~3年生は数学と英語、理科の3教科、両中学の中高連携コースの3年生計33人は数学で効果を検証する。

 3校は平日の放課後に1こま90分の授業を設け、生徒は都合の良い曜日に受講する。タブレット端末の学習アプリにログインし、それぞれ問題を解く。アプリには中1~高3の学習内容が組み込まれ、学年を超えた振り返り学習や予習などもできるという。

⇒福井県内の教育ニュースを詳しく(D刊)

 県教委が、文科省の「新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業」に申請中で、採択されれば2学期にも始めたい考え。県の本年度6月補正予算にシステム利用料などとして約1070万円を盛った。県教委の担当者は「一斉授業では難しい部分を補う形。効果を検証していきたい」と話している。

関連記事