全国高校総体・自転車男子チームスプリントで初優勝を果たし笑顔の科学技術メンバー(左から竹澤雅也、竹村虎太郎、市田龍生都)=7月31日、沖縄県総合運動公園

 【全国高校総合体育大会(インターハイ)自転車男子チームスプリント科学技術(福井県)が初優勝】3年生トリオの固い絆が最高の走りを生んだ。自転車男子チームスプリント決勝で取手一(茨城)との一騎打ちに挑んだ科学技術(竹澤雅也、竹村虎太郎、市田龍生都)は、1走目から終始リードを保っての完全勝利。科学技術の同種目初優勝となる快挙を成し遂げた3人は、したたる汗をぬぐう間もなく抱き合い喜びを分かち合った。

 前日の予選はスタートのミスがありながらも1位通過。それが自信につながり、何より3年間切磋琢磨してきた3人は互いに調子がいいことを分かっていた。それぞれが「自分が仕事をすれば絶対優勝できる」と口をそろえ、レース前の表情は自信にみなぎっていた。

 大舞台での勝負強さは圧巻だった。1走竹澤があまり得意でないスタートダッシュを決めると、2走竹村、3走市田も勢いに乗った。「2人とも完璧なつなぎで走りやすかった」(市田)。トップスピードに乗ったエース市田はまさに無敵で、予選より2位との差を広げてゴールした。

 「3人で優勝、最高」と市田は叫んだ。高校最後の夏、高校生として3人でチームを組むのは今大会が最後。個人種目が中心の競技だからこそ、チームスプリントには特別な思いがあった。

 親友でありライバルの3人。「3人で走れて良かった」「2人がいたからここまでやれた」と最後は互いに感謝の言葉が口に出た。照りつける沖縄の太陽に負けないくらいの笑顔がはじけた。

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