黒川浩一氏

 2019年12月の福井市長選挙について、元警察官僚の黒川浩一氏(46)が7月31日、同市の福井県繊協ビルで記者会見し、立候補を正式に表明した。「子育て世代や若い世代が日本一住みやすい街をつくり、若い人口を増やして市を発展させたい」と抱負を語った。

⇒12月15日、福井市長選挙の開票速報はこちら

 黒川氏は、人口減少に歯止めがかからない中、経済や社会の活性化には若い世代の人口増が欠かせないと強調。安心して結婚でき、子どもを産み育てられる少子化対策や若者の雇用対策、Uターンや移住の促進を徹底的に行い、市の合計特殊出生率を人口増に転じることができる2・2にする目標を掲げた。

 市長選の争点に「市政の継続か刷新か」を挙げ、「新しい令和の時代には柔軟な発想で決断し実行する強いリーダーが必要。新しい行政をつくっていくことが、未来の市民のためになる」と述べた。

 黒川氏は7月12日付で警察庁を退職し、立候補を決断した。熊本県警警務部長を離任直後に発生した熊本地震や、昨年2月に福井を襲った大雪の際に東京にいて無力感があったとし「いつかは古里で働きたいとの思いがあったが、国家公務員のままでは地元で働くことはできない。覚悟を決めて前に進まないと後悔すると思った」と語った。

 黒川氏は東大法学部卒。1997年に警察庁に入庁し国際薬物・銃器犯罪組織捜査指導官などを歴任、2017年からは経済産業省に出向していた。

⇒福井市長選に関する記事もっと(D刊)

 市長選を巡っては、現職の東村新一氏(66)が4選を目指して立候補する意向を表明している。

 市長選は12月8日告示、15日投開票。

関連記事