自分の顔写真が印刷された金魚のペーパークラフトを組み立てる親子=7月27日、福井県福井市の福井県立美術館

 福井県福井市の福井県立美術館で開かれている特別企画展「東京藝術大学スーパークローン文化財展」(同美術館、福井新聞社、福井放送でつくる実行委員会主催)の関連イベント、「藝大ワークショップ金魚の気持ち」が7月27日、同館で開かれた。親子連れらは、仮想現実(VR)で金魚の目線を体感し、自分の顔写真が印刷された金魚のペーパークラフトを作った。

 東京藝術大の布山浩司研究員によると、展示されている浮世絵師・歌川国芳の金魚を擬人化した浮世絵「金魚づくし」シリーズを身近に感じてもらおうと企画した。

 親子連れらは、ゴーグルを掛け、VRで金魚の視線を体感。自分の顔写真が金魚の顔になったペーパークラフトを組み立てていった。

 VRを体験した中学生は「水草や金魚を狙う猫の顔が大きく見えた。金魚には恐怖感があるかもしれない」と話していた。

 8月3、4日にワークショップ第2弾があるほか、同11、18日はギャラリートークが行われる。

【スーパークローン展とは】

 テロで失われた遺跡や、門外不出のシルクロードの文化財を、最先端技術による高精細の復元で楽しめる福井県立美術館の特別企画展。3DプリンターやX線解析などのデジタル技術と、一流職人の手業を駆使して復元した敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の第57窟をはじめ、テロで爆破されたアフガニスタン・バーミヤンの東大仏天井壁や法隆寺金堂など本物と見まがう計約120点を紹介。見るだけでなく、手で触れて感じることもできる。8月25日まで。

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