最先端技術と職人技で復元した奈良・法隆寺の国宝「釈迦三尊像」のスーパークローンに優しく触れる子どもたち=7月12日、福井県福井市の県立美術館

 最先端デジタル技術と人間の手業を融合させて、失われた文化財や世界遺産を復元する福井県立美術館(福井県福井市)の「スーパークローン文化財展」。7月27、28日は担当学芸員のトークサロンとワークショップが開かれる。

 トークサロンは美術館の喫茶室ニホで28日午後5時から。展覧会を担当する同美術館の野田訓生総括学芸員が、クローン文化財の意義や展覧会の楽しみ方を語る。定員は20人程度で事前申し込みが必要。聴講無料。ニホ=電話0776(43)0310。

 27、28日は歌川国芳の描いた浮世絵シリーズ「金魚づくし」にちなんだワークショップ。VRゴーグルを掛けて、金魚鉢にいる金魚の視点を体感。金魚の顔に自分の顔写真をはめ込んだペーパークラフトを作る。両日とも午前10時からと午後1時半からの2回で各回先着30人。無料だが観覧券が必要。問い合わせは県立美術館=電話0776(25)0452。

 そのほかのイベントは次の通り。

 ▽8月3、4日午後1時半~ 芸大ワークショップ「色彩のひみつ」
 ▽11、18日午前11時~、午後2時~ 芸大ギャラリートーク(NHKの番組「新シルクロード」元担当プロデューサーで東京芸大特任教授の井上隆史さんら)

【スーパークローン展とは】

 テロで失われた遺跡や、門外不出のシルクロードの文化財を、最先端技術による高精細の復元で楽しめる福井県立美術館の特別企画展。3DプリンターやX線解析などのデジタル技術と、一流職人の手業を駆使して復元した敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の第57窟をはじめ、テロで爆破されたアフガニスタン・バーミヤンの東大仏天井壁や法隆寺金堂など本物と見まがう計約120点を紹介。見るだけでなく、手で触れて感じることもできる。8月25日まで。

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