工場増設を杉本達治知事に報告する小西弘矩社長(中央)=7月26日、福井県庁

 化学品製造販売の小西化学工業(本社和歌山県和歌山市、小西弘矩社長)は7月26日、福井県坂井市三国町のテクノポート福井にある福井工場敷地内に3番目の工場を増設することを公表した。高機能の感熱材料を生産する。投資額は約15億5千万円。今年10月に着工し、来年11年にも稼働させる予定。

 同社は2013年にテクノポートに進出。17年には第2工場を増設し、航空機用樹脂や高機能性プラスチック原料を製造している。

 今回、eコマース(ネット販売)市場で使用量が増えている商品ラベル向け感熱材料を製造する。将来的には医薬、食品分野にも展開する。

 新工場は鉄骨3階建て、延べ床面積は837平方メートル。これにより敷地面積の半分が工場で埋まる。生産能力は年間千数百トンで、新規雇用は6人を予定している。第2工場と同様に、タブレットなどでプラント内の機器を制御する最新のIoT技術を導入した。

 この日は小西社長が県庁に杉本達治知事を訪ね、工場増設を報告した。小西社長は「生産性を追求し、製造数量が見込めるものは和歌山から福井にシフトしてきている。これからは福井での生産比率が高まるのでは」と説明した。

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