愛知県の男性2人に密漁されたサザエ122個、アワビ11個=7月6日、福井県高浜町内(小浜海上保安署提供)

 福井県の小浜海上保安署は7月12日、サザエなどの密漁の摘発が7日時点で20人、32件となり、昨年同期(6人、11件)比で約3倍に増えたと発表した。

 同署管内(若狭町、小浜市、おおい町、高浜町)で、漁業法や県漁業調整規則違反で摘発された20人は全員が県外者。大阪12人、京都4人、兵庫と愛知は各2人。

 種別でみると、サザエ1024個、アワビ30個、カキ81個が密漁された。1人でサザエ248個を採ったケースもあり、サザエの数量は昨年1年間の238個の4倍超となった。

 同署は5月から海、陸からの取り締まりを強化。レジャー感覚で罪の意識が薄い遊泳者らが目立つほか、海上保安官の巡回に対し、海中に隠して立ち去る悪質なケースもあったという。

 榎田雄介次長は「気温が高く天気のいい日が続いたのが、(密漁増の)背景にあるとみられる。各漁協と連携し、取り締まりの強化を継続していきたい」と話している。

 昨年1年間ではサザエ、アワビ、カキ、トコブシ計297個が密漁され、14人を摘発した。

関連記事