再選を果たし、支持者に笑顔で手を振る滝波宏文氏=7月21日午後8時5分ごろ、福井県福井市大手3丁目の選挙事務所

 地方の成長なくして国の成長なし―。参院選福井選挙区は、自民党現職で経済産業政務官の滝波宏文氏(47)が、地方重視の成長戦略の策定など1期目の実績をアピールし7月21日、大差で再選を果たした。満面の笑みで万歳を繰り返し、「しっかりと古里を守る仕事を続けさせてもらいたい」と力強く宣言した。

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 福井市大手3丁目の選挙事務所には、午後7時すぎから支持者が続々と集まった。世論調査で優勢が伝えられていたこともあり、支持者同士が早々と労をねぎらい合う場面も。同8時の投票締め切り直後、福井新聞のメール速報やテレビで当選確実が報じられると、大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 間もなく姿を現した滝波氏は、疲れを見せないはつらつとした表情で出迎えた支持者らとがっちり握手。壇上でウグイス嬢を務めた女性から花束を手渡され、「多くの人と握手をしながら、古里の状況を確認する17日間だった」と支持への感謝を表した。

 苦難もあった。今春の知事選での対応が問題視され、滝波氏に決まった党公認候補の差し替えを求める議論が一時浮上。県連幹部との間にしこりを残し、融和を図りながら選挙戦に臨んだ。決戦ムードの盛り上がりに欠ける中、県内2巡の遊説を自らに課して訴えに熱を込めてきた。

 7年前に財務省を退官して政治家を志したのは、都市部中心の国の政策に疑問を感じたから。2期目に向け、舞鶴若狭自動車道4車線化などインフラ整備や、原発立地県の立場を踏まえたエネルギー政策に取り組むと強調。「人口が減っても成長できるというモデルになるように、福井県の活性化に全力を尽くしたい。活力ある古里福井、人口減少に負けない古里福井、(県外から)次世代が戻ってくるような古里福井にしていく」と決意をみなぎらせた。

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