報道陣の取材に応じる京都アニメーションの八田英明社長(中央)=7月19日午後3時5分ごろ、京都府宇治市

 京都アニメーションの八田英明社長(福井県福井市出身)は7月19日午後、京都府宇治市の本社近くで報道陣の取材に応じ「アニメーションを志し全国から集まった若者たちが、こんなかたちで将来を閉ざされてしまったことが、残念で残念で言葉になりません」とのコメントを発表した。

 18日の火災発生後、現場に駆け付けた時の状況について「黒煙が立ち込め、大変な状況だった。こんな大惨事になるとは」と沈痛な様子で振り返った。

 コメントでは「当社にとって、業界にとっても大きな痛手。一人一人が本当に優秀で素晴らしい仲間たちでした。共に歩んだ仲間を失い、残された社員も大変傷ついています」と悲痛な思いをつづった。

 火災現場には「亡くなった方々が紡ぐはずだった輝かしい未来を思うと胸が痛くてたまりません」などと書かれたメッセージとともに、多くの花束が手向けられていた。

 福井市和田小学校で八田社長と同級生だった男性(69)によると、八田社長は同校卒業以降に京都に移った。6年ほど前に福井市で営まれた父の葬儀にはアニメ関係者の姿も多数みられたという。男性は「(八田社長は)誰とでも仲良くやっていけるタイプで、恨みを買うような人間ではなかった。大勢の社員の命が奪われ、本当にかわいそうに思う」と幼なじみの心情をおもんぱかった。

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