水面に浮かべて遊ぶ鳥形のフロート=7月17日、消費者庁

 海水浴などで水面に浮かべ子どもが乗って遊ぶビニール製遊具「フロート」は、風に流されやすく事故につながるとして、消費者庁などは7月17日、夏休みを前に注意を呼び掛けた。風が強い日は使用を避け、対象年齢も確認するよう求めている。

 海上保安庁によると、遊泳中のフロートによる事故は2018年、少なくとも7件発生。京都府や福井県などでは、4~8歳の子どもが沖に流され、水中に落下して肺水腫となったケースもあった。

 国民生活センターは、フロートが、どの程度流されやすいかを実験。3種類(サーフボードのような形、鳥の形、イルカのような形)を比べた結果、鳥形が最も風の影響を受けやすく、風がそれほど強くない風速3メートルでも秒速0・64メートルで進んだ。大人が駆け寄ろうとしても、海中では容易に追いつけない速度だった。

 消費者庁消費者安全課の鮎沢良史課長は「思った以上に風の影響を受けやすい。子どもから目を離さないことが最も重要」と話している。

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